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日本酒の会

今年6月に創業45年を迎えた当店では、新しい試み「ワインペアリングワークショップ」を9月~11月に開催し、各回満席で多くのお客様よりうれしいお言葉や今後のご要望など貴重なご意見を頂戴することができました。

 

そこで2019年、ある素晴らしいグラスとの出会いにより、当店厳選の純米酒のおもしろさを知っていただけるのではないかと思い、季節の食材と共にご提供させていただく「日本酒の会」を開催する運びとなりました。

 

これまで純米酒(精米歩合60%)の楽しみ方は「お燗」でしかないと思っておりましたが、このグラスと出会って以降、いろいろと試していく中でさまざまな発見もございました。

 

雑味を隠して、良い部分を最大限に引き出す。

純米酒の持つ味わいをバランスよく整え、綺麗な味わいに変化させるグラスと出会ったのです。

今回、このグラスに合う純米酒を探すために50種類以上の試飲を重ねながら、主人と若主人が「これは美味しい!」「面白い!」と思ったものを中心に、お料理に合わせてご提供させていただければと考えております。

 

同じお酒も、違う飲み方により様々な角度で味わいを感じることができます。我々の感じた発見や感動が、ご参加いただくお客様にお伝えできる会になれば幸いです。

日時>※満員御礼のため、受付を終了しました。

1月12日()・1月27日()・2月7日(木)・2月16日()・3月3日(

11:50受付開始、12:00~15:00ごろ ※各回内容は異なります

 

 

 

 

 

1月12日(土)は、260年の歴史を誇るワイングラスの老舗、RIEDEL(リーデル)社より、グラスエデュケーターでソムリエの森清紀さんをお招きして、店主若主人も感動したグラスの製造秘話などをお伺いすると共に「大吟醸」「純米」のグラスによる味わいの違いを体感していただく予定です。

 

※多くのお客様にご参加いただけるよう、おひとりさま1回のみのご参加とさせていただきます。

 

<定員>

各回10名

 

<費用>

10,000円(税込)

 

<場所>

こにし家カウンター

兵庫県三田市三輪1-13-28

 

<内容>

日本酒5杯、お料理5品とご飯物、デザート付き(お料理は各回異なります)

※それぞれのお酒やお料理、楽しみ方についてのご提案・ご説明をおこないます。

お申込み方法>

メール(konishiya.sanda@gmail.com)または電話(079-563-5248)にて承ります。  

各回定員になりましたので、締め切りとさせていただきます。

 

 

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日本酒のおもしろさ新発見

当店では、自分たちの考える身体にやさしく入るしみじみとしたお酒を選び、純米酒に限定して提供させていただいております。

 

純米酒には、米や水などの風土と造りや蔵人の思いに熟成度合いが重なることで、無数のかけあわせがあり、味にも多様性が生まれることが特徴です。また、ワインと異なり、単にお米を潰すだけではお酒にはなりません。完成までに様々な知恵と技術を重ねて製造されていることも日本酒の特徴だと考えます。

 

これまで長年ご提供している高精米で醸造した純米大吟醸などのお酒は、酒質のよいものは透明感と旨味を兼ね備えており、まさに優等生なタイプ。

対して純米酒には、ほのぼのとした味わいがあり、そこが魅力だと思います。そんな純米酒に当店の料理を合わせることで新たな発見がありました。例えば少し癖のある飲みにくい山廃の純米酒。それに、同じく少し癖のあるお料理を合わせることで、癖同士が打ち消し合い、それぞれの旨さを感じることがあります。

これは、ワインについての知識や経験を深めてきたからこそ、気づけたことだとも感じております。

 

食やお酒の美味しさを語るとき、時代の流行や評判、有名な産地や銘柄だから、というのも、一つの尺度だと思います。食の嗜好は、これまでの食の体験や日々の暮らしの中でつくられていくものだと思います。お料理やお酒を通して気づき、喜びや楽しさを見出していただけるような日本酒の会にしたい所存です。より一層食の奥深さや、作り手の熱量を感じていただければ幸いです。

こにし家のおせち

※今年度分は、完売いたしました。ご注文ありがとうございました。

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※画像は昨年のもの。見えている部分の方が少ないのがこにし家スタイル

一年を締めくくる総仕上げとして、こにし家の渾身のおせちをご賞味いただき、みなさまに晴れやかな新年を迎えていただけるよう、店主一同、心を込めたお料理をお届けしたく存じます。

尚、おせちのお引き渡しにつきましては、12月31日夕方に店頭にてお受け取りいだける方のみとさせていただいております。一つひとつ手作りのため、数量には限りがございます。詳細につきましては、ぜひお電話にてお問い合わせくださいませ。

創業当初からご提供しております、こにし家のおせち。

店主が心血を注いでつくるおせちは、想像を絶する労力を伴うものでもあったため、途中数年間は、販売休止の時期もごさいましたが、お客様の熱いご要望も頂戴し、数年前より再開させていただくこととなりました。


昨年は全51品をご用意させていただきましたが、本年も店主の目利きで取り揃えた季節の食材をふんだんに盛り込んだ、八寸二段 5人前用でのご提供を予定しております。

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過去のイベント

 ワインペアリングワークショップ

 2018年6月26日に創業45周年を迎えるこにし家では、和食店では珍しく、季節に応じたお料理に合わせてグラスワインをお出しする試みを始めました。

 日本料理にも寄り添うワインがあること、お料理とワインの相乗効果をより身近にお客様に感じてもらいたい思いがあり、この度ワークショップを開催する運びとなりました。

 今回のワークショップでは、ワインの造り手・醸造方法などの説明と共に、4種のお料理とそれぞれに合わせたワインをお出しします。ワイングラスの種類にもこだわり、グラスによっての香りの変化、お料理と合わせたときの味わいの膨らみについて料理人の思いを感じていただくことができます。当店の通常のコースよりお手頃な価格で、ワインと日本料理の組み合わせの妙をご体感頂く内容となっております。

こにし家 45周年ロゴ
こにし家 ワインペアリングワークショップ オクラとタコの酢の物
こにし家 ワインペアリングワークショップ

※写真はイメージです。

日時>

9月9日(日)・9月20日(木)・10月6日(土)・10月14日(日)・11月3日(土)

11:45受付開始、12:00~15:00  ※各回内容は異なります。

※全席満席のため受付終了。

<定員>

各回10名

<費用>

8,000円(税込)/回

<場所>

こにし家カウンター席 

兵庫県三田市三輪1丁目13―28

<内容>

グラスワイン(自然派ワイン中心)4杯、お料理4品、ご飯物

それぞれのワインやグラス、お料理について、料理人視点でのご説明を行います。

 お申込み方法

 メール(konishiya.sanda@gmail.com)または電話(079-563-5248)にて承ります。  

 各回定員になり次第、締め切りとさせていただきます。

お気軽にご参加ください

 当店がワインを提供する理由

「日本料理とワインの妙」を伝えたい

 日本人にとってポピュラーなお酒はビールや日本酒ですが、和食の料理に合うお酒と言えば、日本酒が一般的です。しかし、ワインの場合も日本酒と同じように料理との組み合わせ次第で、より美味しく味わうことができます。

 ところで、ワインは洋食の料理に合わせるお酒だと思っている方も多いようです。確かに、フランス料理などの高級レストランでは、料理に合わせてワインを楽しむことが常識になっています。しかし、ワインが洋食の料理だけに合わせるものだという認識は古く、近年、和食や日本料理にワインを合わせるというのも、不思議なことではなくなっています。

 

 ワインと日本酒の旨味成分を比較した際、ほぼ一緒という研究データもあります。日本酒の場合は原材料が米なので、デンプンの甘みが旨味の根幹となっています。一方、ワインの場合は、原材料は果汁なので旨味はありますが、その味わいの前に酸味・渋み・苦味があるため旨味が隠れることもあります。また、ワインの抽出・醸造・熟成方法によっては味わいをコントロールすることも可能です。このようなワインの繊細さと旨味の特徴から、繊細な日本料理との相性も非常に良いと考えています。

 たとえば当店で提供している、山菜の天ぷらには、酸味・旨味・やや苦味の利いた辛口の白ワインが合います。山菜の天ぷらを食べる際、ワインを飲むと少しの苦味と旨味が余韻として残り、口中を爽やかにしてくれます。「揚げ物には辛口の白ワイン」と、一般的によく言われているように、「脂っこさを、シャープな切れ味のワインで流し切る」という楽しみ方だけではありません。

 一方で、「肉料理には赤ワイン」というイメージですが、当店では、茄子のオランダ煮や小芋の炊合せ等に淡い赤ワインを合わせます。このワインは、口に含んだときのインパクトはさほど強くない、つまり酸味・果実味・苦味・渋みなどが突出しておらず、五味のバランスがよく、飲むほどに出汁の要素を含むような旨味がじわじわ出てくるようなワインです。

 料理の出汁の味にワインの旨味が重なるとき、味わいの膨らみは驚くべきものがあります。

 一つ一つの料理や素材に対して季節感や素材の持つ味わいに配慮しながら、細やかにワインを合わせることで、驚きを実感していただき、他にはない、心に残るおもてなしが提供できると考えています。

テイスティングであっても運転すれば法律違反です。

当イベントにご参加のお客様は公共交通機関をご利用ください。

※日中は、運転代行サービスの手配ができかねますのでご注意ください。

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